消しゴムが誕生するまでは、小麦パンを使っていました。
1770年にイギリスの化学者プリーストリーが、
天然ゴムで鉛筆の文字が消せることを発見し
その2年後の1772年、イギリスで世界で
最初の消しゴムが発売されました。
その後消しゴムはイギリスからフランスへ、さらにヨーロッパから全世界へと広がりました。
---消しゴムの進化---
明治時代には国産品の消しゴムはなく、すべて外国製品の輸入に頼っていました。
大正時代にいくつかの消しゴムメーカーが誕生し、日本でも
消しゴムが作られるようになります。
その後消しゴムの消す力を高める研究を続けていった日本メーカーは
1959年に世界初のプラスチック消しゴムを発売しました。
---MONO消しゴムはおまけだった---
1967年に、プラスチック消しゴムをトンボの鉛筆のおまけとして
つけたことが、MONO消しゴムが広まるきっかけとなりました。
よく消えるということで、多くのお客さんから、MONO消しゴムの販売を
希望する声がよせられ、その2年後の1969年に発売を決定いたしました。
笹井 省吾