9月7日(水) 横浜ガーデンホテル3階にて、神奈川県中小企業団体中央会主催でEA21(エコアクション21)認証・登録事業者のフォローアップ研修会が開催され、当組合の代表理事・専務理事・理事2名、計4名が参加しました。
講演内容は大きく2つ、エコアクション21審査人・笠原環境経営 代表 笠原雅男氏による「審査人の力量が本来業務の改善を引き出せる」と言うテーマの講演と、長野県茅野市に所在の株式会社 みやま 代表取締役 百瀬真希氏による事例発表でした。
笠原氏の講演では、これまでEA21の認証・登録してきた事業者の内、継続に至らない事例が少なくないことから、いかに登録事業者が利益実感を得られるプランを考えていくか、審査人としての力量が試されている時期に来ていること。
また、登録事業者も、これまで以上に組織全体でEA21に取り組むシステムを構築することにより、継続的な改善が見込めるようになり、本来の業務にもプラスとなる活動へと発展できるのではないか? といった内容で、環境マネジメントシステムを活用し、組織内のムダ・ムリ・ムラを見つけることが大切になり、事業者・審査人が協力しあい環境への取り組みから事業の発展を目指す為の目標を見出すことが大事なんだと感じました。
優良事業者の事例発表では百瀬真希氏が、自身が代表の株式会社みやま での、EA21認証1期目からの会社内の取り組み方の変化と事業への影響について、画像付きの資料を基に分かりやすく説明していただきました。
最初は、何となく資格認証を得るのが簡単そうに見えてEA21に取り組んだのがキッカケだったのが、徐々に組織の編成を見直したり、明確な数値目標を作成したり、気がつけば会社全体で意欲的に活動することが自然発生的に起こり、社内の従業員個々のスキルアップにも繋がり、結果的には環境活動を進めていくうちに会社の業務成績や従業員の能力の向上にも良い方向に作用し、認証・登録10年になる今では、代表である百瀬氏をはじめ、社員一人一人が活動の中で利益実感を得られるまでになり、それぞれが自主的に業務の中に環境活動を取り入れているのが、とてもよく分かり、同じく認証・登録10年の当組合でも大変参考になる事例でした。
公演が終了した後、場所を3階から5階に移してEA21の認証・登録10周年の記念式典が行われました。
式典には当組合を含め20の事業者が参加し、記念の盾と感謝状を頂きました。
勿論、感謝状欲しさに認証・登録を継続できるほど簡単な活動ではありませんから、どの事業者様も色々な努力と苦労が有ったことと思われます。
私たち組合でも、ゴミの減量やCO2削減をはじめ、様々な環境活動計画を効率よく実行し、今以上に業務改善・利益実感を得られるように工夫をしていかなければと、とても勉強になった1日でした。
(金子恒弘)
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