6月21日(金) 当組合と若手で構成される下部組織「相文会」の初の合同企画として、万年筆で有名なPILOTの平塚事業所に工場見学に行ってきました。

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最初に会議室に案内された私たちは、PILOTが1918年に並木製作所として設立されたことや、PILOTの社名が、「水先案内人」を意味し、ロゴはPILOTの頭文字「P]と「浮き輪」のイラストをモチーフにしていること、1969年に大橋巨泉氏を起用した「エリートS」のCMで爆発的ヒットが生まれたことなどの、歴史・ウンチクについて工場責任者の小平氏から丁寧に説明を受けました。

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その後、工場を見学させて頂くのですが・・・撮影が禁止されている為、残念ながら工場内の様子をお見せすることは出来ません(苦笑)。

簡単な順序は・・・①ロールに何度も通した板状の金合金インゴットをペン型に打ち抜く。

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②ペンポイントと呼ばれるボール状の合金をペン先に溶接する。

③ペン先にハート穴を開けたり、ペンポイントをグラインダーで研ぐ。

④ペンの先端を切り割りする(ペンの真ん中の割れ目)。

これでペン先部分が出来上がり、別工程で作られた軸・サヤ・クリップ・ペン芯・首とを組み立てて、始めて見慣れた万年筆の形が出来上がる訳です。

実際には、もっと細かな作業工程がいくつも有って最終的には、手作業でペン仕上がりの検査をして、始めて商品になるとのこと。

正直言って、殆んどが機械任せで生産されていると思い込んでいたので、各工程ごとに人の手によって沢山のチェック項目を設け、検査していることに驚かされました。

工場内の見学が終わったあとには万年筆の手作り体験をさせてもらい、ついさっきまで工場で見てきた部品を自分の手で組み立てていくのは研修というよりも体験学習みたいで、とても楽しかったです。

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当初13時~16時半までの見学日程は長時間過ぎて飽きたり、疲れたりしてしまうのでは?と心配していましたが、日頃は見ること・触ることの出来ない経験をさせてもらい、「あっ」と言う間に時間が過ぎ、楽しく勉強させてもらいました。

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今回はPILOTの平塚事業所の皆様にご協力いただき、本当に有難うございました。

(金子恒弘)