10月19日(月)15時から、「さがみはら地球温暖化対策協議会」の会員研修会に出席してきました。
この会は、地球の温暖化を防ぐために私たちに何ができるか、様々な観点から互いに学び、実行可能であればそれぞれの団体・会社で実施していこう。 と言う会で、当組合でもエコ活動の一環として参加し、勉強をさせてもらっています。
今回のテーマは「相模原の森林資源利活用の展望」でした。
当組合の監事で協議会の研究部会副部会長を務める佐藤氏の司会で、研究部会長の塚原興治氏の挨拶に始まり、津久井郡森林組合専務理事 坂本重光氏による、「相模原市の森林の現状について」の講演。
活用事例の紹介として、㈱SION(しおん)代表取締役の原三郎氏による「循環型社会の新たな木質二次加工製品の紹介」、さがみ湖森・モノづくり研究所 丸茂喬氏・淵上美紀子氏による「教室に木の温もりの学習机が来た」(机の天板作成の紹介)を聞いてきました。
相模原の森林の現状を聞き、相模原市の面積の約60%が森林で、円高の影響や管理者不足、木造建築物の減少により森林の新たな有効活用を見出す時期に来ていること。
20年以上たった広葉樹はCO2の吸収量が少なく、伐採しても新しい芽が育たないことから、森林の管理・整備を継続的に行い自然のサイクルが可能な森林に戻していくことの重要性を強く感じました。
また、㈱SIONの原氏による活用事例で、木材のチップから木質ブロックを作り、照り返しが無いことによる断熱効果でヒートアイランド現象を抑制したり、断熱性が高いため屋上に敷くと省エネ効果が得られることを学び、様々な用途で使用されてきていることを知りました。
さがみ湖森・モノづくり研究所の丸茂氏・淵上氏には、より身近な木材活用事例として、広葉樹の集成材を使った机の天板制作の苦労話や、実際に市内の学校に納品した時の子供たちの感想などを紹介していただきました。
森林資源を無駄にせず、環境にも配慮した行動が企業や団体だけでなく、地域全体で考えを深め、個人レベルでも温暖化対策になることを意識する大切さを改めて感じました。
今回の研修会開催の関係者の皆様、いろいろと教えて下さった講師の皆様、本当にありがとうございました。
今後、当組合でも参加・実施可能なことがないか、話し合っていきたいと思います。
(金子恒弘)
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